【ヘレンの部屋Vol.5】~夢がないと悩める人へ~大人になってからの夢の見つけ方とは?

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いくつになっても夢をもって人生を歩んでいる人は、イキイキと輝いてみえるものです。

就職活動中の大学生に限らず、どの年代からも夢の見つけ方について相談が多く寄せられます。
今回は、ヘレンなりの「大人になってからの夢の見つけ方」について解説していこうと思います。

夢がない理由とは?

子どもたちに対して、「大きくなったら何になりたい?」と尋ねると、1つばかりかいくつも将来の夢を教えてくれ、「夢がない」と答える子どもの方がうんと少ないことでしょう。

大人になり、いつの日かその夢が叶っている自分の未来を想像して、ワクワクしたり、ドキドキしたりした幼い頃の記憶がある人も多いはずです。

将来の夢

それが段々と大人になるにつれ、「将来の夢は?」という問いかけがちょっと口に出すのは恥ずかしいもの、憂鬱なものに変わっていくのはなぜでしょうか?

見つけ方を考えるためには、まずこの謎を解明する必要があります。
年齢を重ねるにつれ、少しずつ情報量が増え、自我が芽生え周囲の目が気になったり、他者と比較することが多くなります。

その過程によって、夢を叶えられるのは一部のすごい人だけだとする風潮に自信を無くしてしまったり、具体的な実現の方法や道筋に対する情報不足、能力不足から不安を抱いてしまったり、夢に対する自信を失ってしまったりすることが一番の原因なのではないかと考えます。

夢はいつの間にか、なりたいものから「なれそうなもの」の中から選ぶように変わります。そうすることで、夢がないと感じ、見つけ方に悩むようになっていくのではないでしょうか。

 

「夢がない人」のための見つけ方①

夢の見つけ方を考える準備として、まず改めてその定義について考えてみましょう。
夢と聞くと、幼い頃抱いていたような職業やなりたいものを思い浮かべる人が多いと思います。

夢の扉

果たして、夢とは職業のことを指すのでしょうか?
実はこの定義を再設定することで、夢の見つけ方に気づくことも多いのです。

私が提案する「夢の再定義」は、夢=人生の中で達成したいこと、実現したいもの、とすることです。
夢として設定できるであろうモノ・コトとしては、
・職業
・生き方
・大切にすること
・経験すること、もの
などが挙げられます。

以降では、これらを定義として見つけ方をいくつか紹介していきます。

 

「夢がない人」のための見つけ方②

まず重要なのは、実現可能性を排除することです。
具体的には、「お金も時間も無限にあるとしたら、何がやりたいか、何に挑戦したいか」と問いかけてみるのです。ちなみに、この問いかけの際には、できるかどうか、なれるかどうかを考えていけません。

お金と時間

一番大切なことは、自分の人生の中で実現したいと思えるかどうかです。
今すぐに叶えることが難しかったとしても、少しずつ実現に向けて時間をかけて近づく方法はどこかにあるはずです。
もちろん、その道のりは簡単ではないかもしれませんが、情報収集と自己成長を得ることで実現可能性は確実に高まっていくはずです。
ここで紹介する全ての見つけ方の基礎となる考え方となるので、ぜひ覚えておいてください。

 

「夢がない人」のための見つけ方③

まず何より先に試してもらいたい見つけ方は、好きなこと得意なことに全力投球してみるという方法です。

selfie

従来の働き方や職業と比較すると、現代のそれらのあり方は少し変化しており、かつては価値がなかったモノやコトについて、お金が支払われるようになったり、誰しもが人生の中で複数の職業を経験したり、さまざまな職業を同時に兼業することができるようになってきました。

自分の趣味や好きなモノやコトを職業として確立している人々の代表例として、特定の業界や分野において影響力を持つインフルエンサーや○○研究家などのような職業があります。
彼らが発信する情報や知識は必ずしも最初から市場価値があった訳ではありません。
好きだから、得意だからというきっかけから、時間やお金をどんどんそこに費やしていった結果、その活動内容やSNSでの発信が特定分野での注目を集め、価値が生まれ市場ができたのです。

これまでの社会的な影響力の指標は、インフルエンサーでいうところのフォロワー数などのような量的評価でしたが、この数年は量よりも質を重視する傾向に変化してきました。つまり、どれだけニッチな分野であっても、情報の質が良く、熱量が高ければ、価値を感じる人がいるということなのです。

とにかく徹底的に誰にも負けないぐらいののめり込み度合いで好きなことや得意なことにどれだけ没頭できるか挑戦してみることや、世界中の人に向けて発信してみることが、夢の見つけ方の一つです。

 

「夢がない人」のための見つけ方④

見つけ方を考える上で、意外と盲点なのが、そもそも自分の情報量や知識量が不足しているということが原因の場合もあります。

奉仕活動

人間は知っているモノやコトの中からしか選択することはできません。
昨日まで存在していなかった職業が生まれたり、かつてはマイノリティだった生き方が市民権を得るようなことが日常的に起こっています。
このshabellbaseの記事やshabellアプリ内でも紹介していますが、自分の当たり前にとらわれず、未知のものに出会うための情報収集を行うことも夢の見つけ方重要な要素の1つかもしれません。

例えば、新しい生き方や職業を確立するためには、世の中の困っている人や課題に出会う必要があります。自分の生活圏から少しだけ足を伸ばして他の地域の新聞やニュースに触れてみたり、普段所属しているコミュニティを飛び出して新しい人脈を得ることも大きなきっかけとなります。

 

「夢がない人」のための見つけ方⑤

生き方や大切にすることを夢と定義付けた場合、他者に対して自分がどのような影響を与えたいか、どのような役立ち方をしたいかを考えてみるという見つけ方があります。
そのためには、自分が人よりも労力をかけずに比較的省エネルギーでできてしまうことや人によく頼られたり褒められたりすることを発見する必要があります。

ハイタッチ

これは自分ひとりでは気づかないことでもあるので、周囲の人に自分がどんなことが得意な人だと認知されているかを確認したり、どんなときに頼ろうと思うのかを聞いてみると良いかもしれません。

その力を意識的に磨いていくこと、力を活用した経験をたくさん積み重ねることで自信をつけ、いつの間にかその力を他者のために広く役立てていくことが夢になっていくこともあります。
夢がないと思い込んでいるだけで、実際これまでに自分ためよりも他者のために努力したことや自分ができること以上の成果を目指した経験を分析してみることで、すでに自分が人生において大切にしたいことや生き方を持っている可能性もあります。

 

「夢がない人」のための見つけ方〜まとめ〜

これまで挙げた見つけ方を試す中で少しでも興味を持ったものがあれば、一度それを夢(仮)として、日常を過ごしてみてください。
たとえ夢(仮)だとしても、自分の人生の中で成し遂げたいことがあると思い込んで生活することで、前向きになったり、情報感度が高くなったり、人との繋がり方が変わったりすることもあると思います。
そうすることによって、もっと自分が大切にしたいコトやモノに出会える可能性が高まります。

夢はいくつあってもいいし、変わってもいいのです。

自分の人生が続くかぎり、夢を持つことも叶えることもできるのですから。

 

それでも夢が見つからないときには【ヘレンの実体験】

これまでに紹介した見つけ方を実践してみても、どうしても見つからないという人に伝えたいことがあります。
それは、夢がない自分が夢がある人よりも劣っていると思わないでほしいということです。
多くの自己啓発本や意識高い系のSNSなどでは、夢を持つことの重要性や意義について説いていますが、私は夢がなくてもイキイキと前向きに意義を持って生きることができると考えています。

かくいう私も20代前半までは、自分の夢を語れる人がキラキラ見えるどころか疎ましく思え、夢がない自分の未来はどんより暗いものなんだと思って悶々としていました。夢の見つけ方についての本をとにかくたくさん読み漁り、いろんな方法を試していました。

人一倍夢の見つけ方に詳しくなりはしましたが、40代になった現在も夢がないままです。
「夢がないクセに、ここまで偉そうに見つけ方を語って来たのはどういうつもりなんだ!騙したのか!」とお怒りになるかもしれません。どうか落ち着いて聞いてください。強がりではなく今の私は本気で、夢がないままでよかったHappy!と、思っているのです。

そう思えるようになったのは、夢を探す過程の中で、選り好みせずいろんな経験をしようと決め、人が引き受けたがらないようなことや今の自分の能力値を超えるような無茶振りにこそ、積極的に挑戦した20代の経験が大きいと感じます。
この当時のモチベーションは、劣等感と焦りでした。1浪して大学院を経てから社会人となった私は、若い頃から夢ややりたいことがある人と比較すると、相当出遅れていると感じていました。その差を埋めるためには多少の負荷は仕方ないと焦っていたのです。有難いことに、これがやる気の高さや責任感の大きさの現れと他者からは良い勘違いをされ、常に挑戦せざるを得ない環境を作ることができました。
とにかく焦っていたので、いつの間にか夢がないと悩む時間も心の余裕も無くなっていきました。常に精神的にも時間的にも追い込まれていたので、いつしかできる限り自分の得意な方法で結果を出せないかと考えるようになっていました。

その過程で、自分は他者が抱いた夢や目標を達成するための支援や指導をする方が得意だ、ということに気がついたのです。個人に限らず、企業やプロジェクト単位で目指している目標や実現したい未来を達成する方法を考えたり、そのために必要な能力を開発する支援や手段を考えることが得意だったのです。

そのことに気がついてからは、私は自分に夢がないということで悩むことも焦ることも一切無くなりました。

そればかりか、夢がないことで自身の興味関心に引っ張られず、多種多様な人や仕事と繋がることが楽しめるようになりました。加えて、いろいろな人の目標ややりたいことが実現する瞬間に立ち会えることがモチベーションとなり、それまで以上に難しいことや未経験のことにも積極的に挑戦するようになりました。

ここに至るまで、正直道のりはとても険しかったと感じるので、夢がないと感じている人、見つけ方を試してもうまくいかなかった全ての人にオススメすることはできませんが、夢がない自分を卑下する必要がないということが少しでも伝われば良いなと思います。

 

※ヘレンのような険しい道のりは避けたいという人に向けて※
私が夢がない自分を受け入れたしばらくあとに、桜林直子さんの著書にも同じようなお話しがあったのでこちらも参考になるかもしれません。夢組=やりたいことがある人、叶え組=やりたいことのない人という素敵な表現をしていらっしゃいます。

 

 

Helen(ヘレン)さん
キャリア・人事コンサルタント


1982年秋田県生まれ青森県育ち
理工系大学修士号取得後、ベンチャー企業に新卒で入社し、人事の立ち上げから採用・育成の責任者を務める。人材ビジネスにおいても営業統括として従事し、就活・人事のプロフェッショナルとして、2016年に独立。キャリアセミナーや人材育成が得意領域。
2022年より株式会社shabell 取締役COO就任。
 

 

記事を掲載した日

2022/08/26

 

   
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