大人にこそ必要な自己分析とは?自分を掘り下げる10の質問&やり方を紹介!

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「自己分析は就活生のするもの。大人になった今、自己分析なんてやる必要がない」なんて思っていませんか?

自己分析は何歳になっても役に立ちます。大人になってからも自己分析を行うことで、自分と向き合って、やりたいことや、やりたくないこと、今やるべきことをはっきりとさせることができます。

では、実際に大人の人たちはどのようなやり方で自己分析をしてるのでしょうか。

この記事では、あなたのやりたいことややりたくないこと今やるべきことをはっきりとさせるために、大人の自己分析のやり方を紹介します!

 

シャベリン
大人でも自己分析のやり方を覚えることは大事ですよ!

 

大人が自己分析を行う目的

まず、自己分析のやり方を学ぶ前に、「なんで大人になった今、自己分析が必要なのか」を考えてください。

自己分析の目的は、

《自己分析の目的》

・仕事選びで大切にしている軸をはっきりとさせるため
・自分のことを深く知り、言語化するため

が大きく当てはまります。

自己分析を精度高く行うと、自分の価値観や長所・短所、欲求などがわかるので、今後の仕事選びで迷うことがなくなります。

これまで、日本では当たり前のようにあった終身雇用というシステムは、転職が当たり前になった今ではほとんど崩壊しています。そのため、将来の選択肢が大きく増えているので、自分にあったキャリアを見つけるために、自分の中に軸を持っている必要があります。

この軸があれば、多くの選択肢や、一瞬の気の迷いに左右されなくなり、自分にあったキャリアを歩むことに繋がります。また、自分のことを言葉で表現できるようになるので、面接やエントリーシートなどで企業に対して、アピールすることができます。

経験やスキル、強みや弱みを明確にすることができれば、人生の理想や理想の実現のための設計図を描きやすくなります。
なので、就活生に限らず大人でも自己分析を行うことが大切なのです。

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大人の自己分析のやり方

就活生の自己分析と、大人になってからの自己分析はゴールが違うことが多いです。

就活生の自己分析は、「就職」というわかりやすいゴールがあったので、面接で上手にアピールするため、第一希望の会社に就職するために自己分析を行っていたと思います。

しかし、大人になってからの自己分析は、もっと広い視野で見る必要があります。具体的にいうと「人生をどうしたいか」という視点で掘り下げていきます。大人になってから見えるものも変わったはずです。大きな視点で自己分析をやりましょう。

人生をどうするかという視点で考えるために、

《大人の自己分析に必要な視点》

①どんな生き方をしたいか
②やりたい仕事/仕事でやりたいこと
③どう働きたいか

の大枠に沿って考えることをお勧めします。

大人の自己分析に必要な視点①:どんな生き方をしたいか

人間は生きるために、仕事をして、ご飯を食べて、睡眠をとって日々の生活を営んでいます。大人になってからも人生は続きます。長い人生をより自分らしく生きるために、人生をどう生きるのか、どう生きたいのかを考えることは非常に重要です。
「好きなことにチャレンジし続ける人生にしたい」「気の合う仲間に囲まれて、刺激的な仕事をしたい」など、人生の軸を探していきましょう。

大人の自己分析に必要な視点②:やりたい仕事/仕事でやりたいこと

大人には仕事がつきものです。
「生きる」という一部にも含まれている「働く」ということにおいて、あなたはどんなことをやりたいですか?
好きなことを仕事にした人、好きなことを自由に楽しむために仕事をする人、人によって仕事に対する価値観は違うと思います。

また、仕事に対して、どんなことを得たいのかも自己分析を行いながら、合わせて考えてみましょう。「人との繋がり」、「お金」、「やりがい」など、仕事に対して何に重きをおいているのかも掘り下げてみましょう。

大人の自己分析に必要な視点③:どう働きたいか

あなたのやりたい仕事がわかったとしても、無理な働き方をしていると長く続けるのは負担になるでしょう。やりたい仕事だからといっても、体力が無限に湧いてくることはありません。
人間には限界があります。つまり、どう働くかという働き方もこの機会にしっかりと考えてみましょう。

 

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大人の自己分析のやり方と質問

では、これらを意識して、大人の自己分析をしていきましょう。

《大人の自己分析のやり方》

1.ノートとペンを準備する
2.これまでの自分を分析する
3.今の自分を分析する
4.これからの自分を分析する

自己分析のやり方は、自分に対して質問を設定し、それに答えていくという方法がお勧めです。

では、それぞれの大人の自己分析に有効な質問をみていきましょう。

大人の自己分析のやり方①:これまでの自分を分析する

 

①今まで成し遂げてきたことはなんですか?

あなたが今まで成し遂げてきたことを書き出してみましょう。小学生、中学生、高校生…といったように人生のライフステージに分けて書き出すのがお勧めです。

おもに成し遂げてきたこと、夢中になったこと、どんな部活をしていたのか、アルバイトは何をしていたのかなどです。

 

②楽しいと感じたこと、嫌だと感じたことはなんですか?

「楽しい」と感じたこと、そして「嫌だ」と感じたことを書き出してみましょう。

例えば、大勢の友達とわいわい遊ぶのが「楽しい」ですか?「嫌だ」ですか?あなたの価値観を知る上でとても大切なことです。

シャベリン
もちろん、食べることが楽しいよね!

 

大人の自己分析のやり方②:今の自分を分析する

③今の自分がやりたいこと、やりたくないこと、できること、できないことはなんですか?

大人になったあなたが持っているスキルや、欲求を整理してみましょう。
また、やりたいこと、やりたくないことについても目を向けてみましょう。

まずは、今の自分が本当にやりたいことに注目して下さい。思いつかない時は、昔、やりたかったことなどを掘り下げていくと見えてくることもあります。

 

④今、あなたが不満に思っていることはなんですか?

大人になったあなたが抱えている不満や不安を書き出してみましょう。仕事や生活、人間関係など、その不満を書き出していけば、何に対して心が動いているのかがわかります。また、不満や不安がわかれば、対処するのも楽になります。

 

⑤今、あなたが本当にやりたいことはなんですか?

本音を掘り出す質問です。本当は〜がやりたい。本当は〜になりたい。など、内側から湧いている欲求を見つめ直しましょう。
自分がやりたいことやわくわくしているものの中から本音を探してみましょう。

本当の気持ちを知ることも自己分析では大切なことです。

シャベリン
本当は…パン派です。

 

大人の自己分析のやり方③:これからの自分を分析する

⑥どういう自分になれていたら嬉しいですか?

仕事や生活を通していく中でどんな自分になれることが理想ですか。

どんな自分でいたいかという部分も考えてみましょう。

 

⑦これからやりたいこと、興味があることはなんですか?

仕事だけにとらわれず、人生も含めて考えてみましょう。あなたのやりたいことや興味のあることは、あなただけのものであり、「あなたらしさ」でもあります。

わくわくすることをどんどん書き出してみましょう。

 

⑧仕事に対して、どんなことを求めていますか?

働くことに対して、どんなことを求めているか考えてみましょう。

あなたが、仕事に求めることは、お金なのか、やりがいなのか、人間関係なのか。それ以外にもたくさんあると思いますが、仕事に対して一番求めていることを考えてみましょう。

 

⑨あなたの理想の働くと、暮らすのバランスはどれくらいですか?

あなたの人生の中で、働くと暮らすの比重を考えてみましょう。仕事をバリバリとやっていきたい人もいると思いますし、暮らしを充実させたいと思っている人もいると思います。時間的なバランスなども含めて考えてみましょう。

 

⑩次にやりたい仕事にはどんなことを求めますか?

自己分析をしようと思ったきっかけは、今の自分に満足してなかったり、現状を変えたいと思ったことでしょうか?何かを変えたいと思っているはずです。

ここまで書いてきたことを踏まえて、次にやりたい仕事にはどんなことを求めますか?

向いてる仕事や、やりたい仕事がはっきりしてきていると思います。全ての希望が叶う仕事はなかなか見つからないと思いますが、ここだけは絶対に譲れないという部分を決めてみましょう。

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大人の自己分析での失敗例

大人になってからの自己分析は、就活生の時と違って考えが凝り固まってしまっていたり、やり方が間違っているケースもあります。自己分析を行う時に注意するべき例を紹介します。

《大人の自己分析の失敗例》

①なにをやりたいかを考えてしまう
②手段を目的として捉えてしまう
③自分以外の軸で考えてしまう
④現実的なキャリアを描けない

やりがちなミスでもあるので、確認しておきましょう。

大人の自己分析の失敗例①:何をやりたいかを考えてしまう

何をやりたいかを考えることはとても大切なことです。

しかし、「何をやりたいか」を考えすぎることは大変良くないことです。大切なことは、「何をやりたいか」よりも、「どのようにやるか」「なぜそれをやりたいのか」を考えることです。やりたいことをはっきりとさせた上で、それをなぜ、どうして、どのようにと掘り下げていくことが自己分析です。

大人の自己分析の失敗例②:手段を目的として捉えてしまう

手段を目的として捉えてしまうというのは、具体的にいうと夢や、やりたいことをかなえるための手段としての「転職」を、「ゴール」として勘違いしてしまうことです。

手段は目的を達成するためのものです。転職をして、何をしたいのか、どうなりたいのかという部分を掘り下げることが大切です。

シャベリン
食べるのは生きるための手段!食べるのが目的になったらダメだよね。

 

大人の自己分析の失敗例③:自分以外の軸で考えてしまう

意思決定に自信を持てずに、親や周りの目を気にしたり、一般論に左右されて選択肢を決めてしまうことがあります。

これは、自分の軸ではなくて、他人の軸や社会の軸に左右されているので、非常によくないキャリア選択といえます。誰かに決めてもらった方が、失敗した時に傷つかなくていいから誰かの意見に傾いてしまいますが、それでうまくいかなかった時に本当に後悔するのはあなたです。

あなたのキャリアはあなたのものです。自分がやりたいこと、意思や欲求を大切にしましょう。

大人の自己分析の失敗例④:現実的なキャリアを描けない

将来のキャリアは、今までにどんなキャリアを歩んできたかによって大きく変わってきます。

そのため、理想とするキャリアと、現実的なキャリアにギャップが生まれてくることもあります。やりたいことばかりに夢中になって非現実的なキャリアを描いても意味はありません。過去の自分を見つめて、自分にあった現実的なキャリアを設定しましょう。

 

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悩んだ時はキャリアのプロに相談してみる

今回は大人の自己分析について書いてきました。

自己分析は、本音ときちんと向き合うことです。しかし、自分の本音を今まで見つめてこなかった人や考えるのが苦手な人には、やり方もわからないし、なかなか辛い作業でもあります。

「一人では何をやっていいのかわからない」「客観的な視点が欲しい」と思っている方は、キャリアにおけるポートフォリオ作成サービスを使ってみてはいかがでしょうか。

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喋りながら、本音を見つめ直すと考えると、少し簡単に思えませんか?
実際に友達などの第三者と話している時に自分の本音に気がつくことってよくあると思います。

キャリアのプロに相談してみるのも一つの自己分析かもしれません!

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