ワークライフバランス実現に向け個人で取り組めることは?転職のコツも紹介

樹の下でくつろぐ女性と犬のイラスト

近年働き方改革が各所で推進されるようになりました。コロナ感染予防をきっかけにリモートワークが急速に導入されましたが、コロナ禍以前からリモートワークは注目されており、結果として私たちの働き方が大きく変わった契機にもなりました。働き方を見直す動きの中でも、特にワークライフバランスの実現を目指す動きが多く見られています。しかし、まだまだ仕事とプライベートの両立が難しくて悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

この記事ではワークライフバランスが実現された社会とはどのような状態を指すかという定義を整理するとともに、理想のワークライフバランスを自身で実現するための取り組みのポイントや、働く環境を変える場合の企業選びのポイントを紹介します。

 

ワークライフバランスとは?「プライベート重視」ではないことに注意!

休日のビジネスマンとスーツを着たビジネスマン巷でもよく聞くワ―クライフバランスというワード。「仕事はそこそこに、プライベートを重視する」という意味だと捉えている方もいらっしゃいますが、実は違います。ワ―クライフバランスとは、「仕事と生活の調和をとること」という意味。働いているすべての人が仕事に追われる生活ではなく、趣味や学習、休暇を楽しむほか、育児や介護にかかわる時間を確保することで、仕事と生活のバランスを取れた人生を送ることがワ―クライフバランスです。

ワ―クライフバランスの実現というと、「子育てと仕事の両立」「余暇の充実」など、企業の支援や福利厚生に目が向きがち。しかし本来のワークバランスの実現とは、「やりがいを持てる仕事」や「企業の求める仕事」を行いながら、「プライベートの生活」もバランスよく送れるような生活です。企業サイドの取り組みももちろん大切ですが、働く個人が無駄な残業を減らしたり、自己鍛錬の時間を設けたりと、より効率的に仕事とプライべートの調和を取るための努力が不可欠です。

 

ワークライフバランスが実現した状態とは?

ビーチで仕事をする女性と遊ぶ2人の子ども平成19年12月18日に内閣府が定めた「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」と 「仕事と生活の調和推進のための行動指針」によると、「ワ―クライフバランスが実現した社会」の要素は3つ挙げられます。

それぞれの項目について詳しくみていきましょう。

就労による経済的自立が可能な社会

「経済的自立を必要とする者とりわけ若者がいきいきと働くことができ、かつ、経済的に自立可能な働き方ができ、結婚や子育てに関する希望の実現などに向けて、暮らしの経済的基盤が確保できる」

出典:「仕事と生活の調和」推進サイト

健康で豊かな生活のための時間が確保できる社会

「働く人々の健康が保持され、家族・友人などとの充実した時間、自己啓発や地域活動への参加のための時間などを持てる豊かな生活ができる」

出典:「仕事と生活の調和」推進サイト

多様な働き方・生き方が選択できる社会

「性や年齢などにかかわらず、誰もが自らの意欲と能力を持って様々な働き方や生き方に挑戦できる機会が提供されており、子育てや親の介護が必要な時期など個人の置かれた状況に応じて多様で柔軟な働き方が選択でき、しかも公正な処遇が確保されている」

出典:「仕事と生活の調和」推進サイト

ワ―クライフバランス」だけではなく、近年では「多様性」という言葉も多く耳にするようになりましたよね。

「女性だから」「男性だから」「20歳だから」「50歳だから」このような性別や年齢にとらわれることなく、すべての人が自由にいきいきと働き、充実した人生を送れるような生活もまたワ―クライフバランスの充実にとって欠かせない要素です。

 

個人でワークライフバランスの実現に向けて出来る取り組み3つ

在宅勤務で家族とふれあう男性ワ―クライフバランスの実現は、企業はもちろん個人での努力も必要不可欠に。個人でできる取り組みの例を3つご紹介します。

1:仕事効率を上げる

日々行っている業務に無駄はないか、どのようにしたら効率よく回せるのか。日ごろからこれらの点を意識し、仕事効率を上げていきましょう。

効率がアップすることで無駄な作業や残業が減り、結果的にプライベートの時間も確保できるようになります。

2:スケジュールを管理する

業種や職種によって仕事の進め方やスケジュールは異なりますが、時間やタスクを管理し、無駄ないスケジュールを組み立てる意識が重要です。

「なんとなく」で仕事を進めるのではなくスケジュールを管理することで、自身はもちろん同僚や先輩など周囲の人と協力して仕事を進めていくことができるでしょう。

3:雇用形態働き方を見直す

勤務形態や雇用形態を見直すというのも効果的。「フレックスタイム制の企業や、時短勤務OKの企業に転職する」、「リモートワーク中心の企業に転職する」などが挙げられます。

新型コロナ流行を機にさらに働き方改革が進みました。自身にとってより働きやすい環境を探すのも個人でできる有効な手段です。

 

ワークライフバランスを実現しやすい企業の特徴3つ

社内で会議をする様子個人の努力も必要不可欠ですが、就職する企業によって働きやすさは異なってしまうもの。そこでワ―クライフバランスを実現しやすい企業の特徴を3つ紹介します。

1:勤務形態を自由に選択できる

フレックスタイム制や裁量労働制など、勤務形態を自由に選択できる企業ワ―クライフバランスが実現しやすいといえます。

9時から18時までの固定勤務制だと、仕事が終わっていても定時までは会社にいて仕事を続けなければなりません。そうなるとダラダラと仕事をしてしまい、気付いたら残業になってしまった…なんてケースも考えられるでしょう。

フレックスタイム制であれば、仕事が忙しい日は長く働き、仕事が比較的緩やかな日は必要最低限の時間だけ働くといった生活も可能に。同じく裁量労働制も、仕事の進み具合にって勤務時間を調整できるので、効率の良い働き方が目指せます。

2:短時間労働制が導入されている

介護や育児をしている人は、長時間労働だと必要な時間が確保できませんよね。短時間労働制、いわゆる「時短勤務」が許されている会社であれば、短時間に集中して仕事を進められます。
早く退社した分、育児や介護に時間を割けるでしょう。ただし時短勤務だからといって仕事が少なくて済む、というわけではありません。効率よくスピーディーに仕事を行えるよう、業務の見直しやスケジュール管理など、個人の努力も必要です。

3:男性の育児休業取得の推進をはじめ、社内制度・福利厚生が充実している

近年では男性の育児休業の取得が推進されています。「育児休暇を取るのは女性」というイメージは着実になくなってきています。

また、アニバーサリー休暇など面白い独自の制度を設けている企業も。福利厚生が充実しており、自由度の高い会社ワ―クライフバランスを実現しやすいといえます。

 

ワークライフバランス実現に向けた転職をするときのポイント

考える若い女性社員ワ―クライフバランスの実現は個人と企業の努力が必要不可欠。とはいえ、いくら個人で頑張っていても、そもそもの会社の制度や取り組みによってはワ―クライフバランスの実現は難しくなってしまいます。

そこで、ワ―クライフバランスの実現に向けた転職をする際のチェックポイントを解説します。

1:自分にとって理想のワークライフバランスが実現された状態を言語化する

あなたにとって理想のワ―クライフバランスとはどのようなものですか?

こう問われたときに具体的に説明できる方はどのくらいいるでしょうか。一度働き始めるとなかなかすぐ退職・転職できるものではないため、会社選びは慎重に行わなければいけません。

たくさんの企業がある中で、自分の理想に合う会社を見つけるには指針を定めておくのが重要。まずは自分にとって理想のワ―クライフバランスが実現された状態はどのようなものなのか、言語化できるように整理しておきましょう。

2:社内制度福利厚生に注目する

理想のワ―クライフバランスが言語化できたら、それに合った企業探しがはじまります。ここで注目したいのは、社内制度や福利厚生

フレックスタイム制や裁量労働制、時短勤務や介護休暇など、さまざまな取り組みや制度、福利厚生があるので細かくチェックするようにしましょう。不明点があれば面接時に詳しく質問したほうが安心できます。

3:厚生労働省の認定を受けた企業か調べてみる

厚生労働省の認定を受けている企業かどうか、というのも良い判断材料になります。

女性活躍推進法に基づいた取り組みを行っている企業に認定される「えるぼし認定制度」、その中でも特に優良な企業が認められる「プラチナえるぼし認定制度」など、厚生労働省に認められた企業もあります。

認定企業かどうか、さらには配属先や部署によってどのような違いがあるのか。インタ―ネット等でリサーチを徹底するとともに、不明点や不安な部分は面接時に詳しく聞くようにしましょう。

4:業界や職種を見直す

企業によって取り組みは異なりますが、業界や業種によって働きやすさは異なるのも事実。

大手求人サイト「doda」は発表した残業の多い職業・少ない職業は?全80業種、95職種別の残業時間調査!によるとメディカル業界は比較的残業が少なく、休日も多い傾向にあることがわかります。

一方で映像制作や編集といったクリエイティブ系の業界は、残業時間が多い傾向に。

どうしても「業界の色」はあるので、ワ―クライフバランスの実現を目指すなら、業界や職種を見直す思い切った転職もアリかもしれません。

 

自分の生活を見直して理想のワークライフバランスの実現を目指そう

休日にカフェで読書をする女性理想のワ―クライフバランスの実現を目指すなら、自己分析を行い生活を見直すことが重要に。今の生活はどうなのか、目指す姿はどんな状態なのか。自身でしっかり言語化できるよう整理していきましょう。

とはいえ、「ワークライフバランス含め、自分の今の働き方に自信が持てない」「自己分析がなかなか進まない」「働き方に悩んでいる」という方も多いはず。自分自身のことがわからないと、これからどうしたらいいのか悩んでしまいますよね。

そんなときは、経験豊富な人生の先輩にアドバイスを求めてみるのがおすすめ。「shabell」は将来なりたいものや、やりたい事があるけどどうやったらいいか、誰に聞いたら良いか分からない人のためのキャリアシェアサービスです。

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記事を掲載した日

2021/11/26

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