新サービス「しゃべりお」で変えたい。〜転職・キャリアのモヤモヤ〜 ヘレンの部屋番外編

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先日、弊社からリリースされた新サービス「しゃべりお」は、しゃべるだけで履歴書や職務経歴書だけでなく、自分の個性や魅力をポートフォリオ化した自己PRツールが作成できる完全無料のWEBサービスです。
shabellbaseを立ち上げた当時、弊社ではなりたい夢を実現したプロに直接相談できるshabellアプリをリリースしていました。
そこから一転、なぜこのしゃべりおを生み出すに至ったのか、少しだけ語らせていただきたく、私ヘレン恥ずかしながらshabellbaseのひと枠を職権濫用して確保いたしました笑

我々がこれまで触れてきた課題の数々とその葛藤に少しでもご関心をお寄せ頂けましたら幸いです。
長々と回りくどく書いてしまったので、スッと読みたい方は人事コンサルとして、人事担当として思うことまでスキップしてお読みくださいませ。(太字をクリックしたらそのページまで飛んでいきます)

 

しゃべりおの前身、shabellアプリで得た課題

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一昨年リリースしたshabellアプリは、夢を持った若者が、なりたい職業を目指す上で抱いた不安や疑問を既にその未来を実現しているプロフェッショナルにアプリを通じて、直接相談できるというサービスでした。

周囲にその職業に就いている大人がいない場合や、なり方が曖昧な職業や一般には知られていない新しい職業やレアな職業を目指している場合など、ネットでは得られにくい自分にとって必要な情報を得られる手段として立ち上げました。

ご協力いただいたプロ人材は180職種、250名強で、「自分が若い時にこのサービスが欲しかった」「少しでもこの職業の魅力が伝われば」「甘くない世界だからちゃんと現実を理解して踏み出して欲しい」など、賛同の声を数多くいただきました。

サービスを立ち上げてから半年ほどで、ありがたいことにアプリ登録数は500以上にも上りましたが、私の元に寄せられた相談は夢の実現方法やなり方とはまた少し違うものばかりでした。

 

夢が見つからないまま就職し、真面目に働く若者たち

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私の元には、新卒で入社をした企業で頑張って数年間働いているけど、ふと先のことを考えて「このままでいいのか?」と漠然とした不安についての相談が寄せられました。

彼らは決して不真面目な訳ではなく、むしろ真面目で言うなれば優秀な社員、活躍している人材でした。

就職活動できちんとなりたい自分像を描き、入社後は求められている能力やスキルを磨き、頼られる存在になってはいるという人たちです。

友人や同期に話せば愚痴で終わり、家族や兄弟には贅沢な悩みだと説教をされ、先輩や上司には辞める相談かと早とちりされてしまうという具合に、キャリア(生き方・働き方)に対して十分な知識を持った適切な相談相手がいない

日本でのキャリアはかつて、会社の制度や仕組み、組織体制にある程度依存していました。

現代社会は、ありとあらゆる職業が存在し、生き方も働き方も多種多様です。

昨今では優秀であればあるほど、同時に複数の職業や職種に就いています。

時間を積み重ねて得る経験値ではなく、オリジナリティのある実績が評価される時代。

従来と比較して20代のうちに選択できることの幅も種類も桁違う時代に生きる若者が、これまでの日本を前提とした未来の描き方では答えを得ることなどできないのは当然のことです。

 

国家資格キャリアコンサルタント取得後にぶち当たる壁

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少し話は変わりますが、これまでキャリア(生き方・働き方)と称してきたものの専門家が存在していることをみなさんご存知でしょうか?

キャリアコンサルタントという国家資格を有する人たちがその専門家です。

厚労省の定めるところによると、労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行う専門家を指します。

2016年4月に職業能力開発促進法にキャリアコンサルタントが規定され、国家資格となり現在、政府では2024年度末までに10万人を養成する目標を掲げており、2023年3月時点では7万人弱に及んでいます。

一方で、キャリアコンサルタントの資格取得後、すぐにその資格を活かした職業に就けるわけではありません。
他の有資格の職業同様、多くの場合は資格を活かした実務経験を問われることが多いばかりか、資格取得にまつわる助成金などの支援を活用した企業人事や人材会社などすでにキャリア支援などの領域で経験豊富な人材の資格取得も増加しています。

「人生における不安や悩みを解消するお手伝いがしたい」という想いから、専門的な知識を持って適切にサポートすべくキャリアコンサルタントの資格を取得する人の中には、人事や人材領域以外に身を置いている方も少なくありません。
そのような方々の場合、資格取得後も他の業種や職種を本業としているため、資格を活かしたキャリア支援の活動を定期的に得ることは簡単ではありません

そのため、キャリアコンサルタントの資格取得数の増加ペースに対して、その資格を活かせる場の供給がまだ追いついていないという現状があります。

 

採用担当の本音とジレンマ

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この話は、またどこか別でもじっくりと書きたいなと思っているのですが、履歴書と職務経歴書を前提とした中途採用には多くの問題と手法の限界があると感じています。

(それ以前に採用は重要ですが、万能ではないという話でもあります。またこれは今度。)

日本の採用は、書類と面接2つの手法を中心とし、雇入れを決定したらよほどのことがない限り、簡単にそれを覆すことができないという決まり事の中で行われます。

新卒採用は企業の育てる力を試され、中途採用は人材を確保する力が試されるものだと思っています。

よく、「見極める」という言葉が採用の場では使われますが、本当の意味で、仕事をさせずに短期的な接触で見極めるなどということは不可能に近いと私は考えます。

見極めるためには、人に対する知識、ビジネス全般に対する知識、幅広い語彙力と世代や性別にとらわれない多様な価値観など多くの能力とスキルが必要です。

では、より良い採用をするためには、何が必要なのか
それを考えたときに、お互いの取り繕いを排除する必要があるのでは、と考えました。

例えば、履歴書や職務経歴書は、日本語力と文章作成能力が高いと通りやすくなります。
ここに、どんなことを書いておけば人事ウケがよいか、ということの知識が入っていれば更に書類の通過率は上がります。

このように、書類では特に落とす理由がない場合、「とりあえず面接してみようか」となります。

ただ、面接も同様で、自分がやってきたことについて自信をもって話すことができ、第一印象を良くする力が高ければ評価が高くなります。
書類も完璧で、面接の受け答えも良ければ内定!となるわけですが、それで失敗した企業人事の方も少なくないはず。

当たり前ですが、選考時の評価が高い=仕事の能力が高い、ということではありません
能力やスキルが高くとも、多くの場合は社内の誰かと協業していくわけなので、メンバーに馴染めるキャラクターであるか、仕事の進め方やスタンスはマッチしそうかなど、仕事を自分の会社でうまく進めて成果を出すためには、色々な観点から選考する必要があります。

ただ、そんなに1人の人の選考に時間をかけられない上に、採用力を組織として高く安定させることも至難の業。。。

 

人事コンサルとして、人事担当として思うこと

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しゃべりおを立ち上げるに当たってまず考えたのが、表面的な採用を無くすことでした。

企業によって、採用基準や方針は異なりますが、私が人事コンサルとして関わってきた多くの企業の本音は、
「どんな人かを知りたい」
というものでした。

採用の世界には、情報の非対称性という課題があります。

簡単に言うと、企業は自社の魅力的な部分をPRし、仕事内容やそこで必要な能力や経験、乗り越えるべき課題についての情報が伝わり切っていない状態で採用を行い、求職者は自分の経歴や企業が好みそうな話題に合わせて自分を表現することを一生懸命に行う。

お互いに本当に得たい情報を得ることができず、表層的な情報で採用の意思決定が互いになされてしまうという現象です。

履歴書、職務経歴書が全く不要であるとは思いません。
ただ、履歴書や職務経歴書が最初手元に無くとも、どんな人であるかという別の情報があれば、面接が更に有意義なものになるという経験をこれまでに多く経験しました。
人を見るとき、相手の表情や言葉選び、仕草や声の調子、話すテンポなど人間は感覚的なものを優先することが多いように感じます。

それが良いか悪いかということではなく、日々業務の中で言語・非言語コミュニケーションを織り交ぜて行う多くの企業において、感覚的な要素を無視することはできないのではということなのです。

 

しゃべりおという1つの解決方法

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では、自称ではなくキャリアコンサルタントという有資格者の専門スキルによって、自分がどんな価値観の持ち主でどう働いて行けばより、自分らしく輝けそうかを整理してもらえます。

そして、それをポートフォリオという成果物として、文章化してもらえます。加えて、自分が話している様子も動画素材として生成されます。

専門性のある他者によって、客観的に自分という人物を描写してもらえるツール、それがしゃべりおのポートフォリオです。

 

人事として、あるいは人事コンサル、キャリア講師として多くの人に触れて感じたのは、自分を客観視でき、かつそれを適切に表現できる人はそう多くないということです。

・書類でアピールしていることよりも、面接で引き出した話の方が魅力的
・面談でラフに話しているときは素敵だったのに、面接になると堅くなり良さが伝わらない
・現職の環境がマッチしていなくて、目立った成果はないが話してみると地頭がいい

特に、初めての転職時期、20代半ば〜後半の求職者との面接で良く抱く所感です。

 

このようなもったいない現象を防ぐために、実務経験を必要とするキャリアコンサルタントの方の手を借りながら実施することで、人柄を重視する企業に本当のその人の魅力を伝えられたらな、というのがしゃべりおを生みだした背景です。

 

しゃべりおのこれから

ちょっと長くなりすぎたので、簡単に述べますが、しゃべりおに今後期待したいのは以下の3つです。

・人柄を重視する企業がポートフォリオからその人らしさを見て出会える状態

・学生時代からアルバイトやインターンなど自分の経歴をポートフォリオ化し勝手に就活が進む状態

・キャリアコンサルタントが実務経験を積みながら、互いのナレッジをシェアできる環境

既存のツールや価値観を否定しているわけではなく、選択肢を増やすことに挑戦していきたいと思っているのが我々です。

20年近く採用という業界に触れてきたメンバーで立ち上げた弊社だからこそ、これまでの自分たちの当たり前を否定しながら、新しい価値を生み出していくことにこだわっていきたいなと思っています。

本当は、もっともっとここに書きたいいろんな話があるのですが、一旦止めておきます。

「自分を見つめ直すため」
「自分がこれまで歩んできた道の先がちょっと気になる」
「せっかくならもうちょっと楽しく仕事したいな」
「転職って言葉がちらつくけど、ちょっと怖いな」
「自分が何に悩んでいるかよく分からないんだよな」
そんな方はぜひ、一度しゃべりおを使って相談してみてください。

自分という人間に対する見方や評価が少しだけ変わるかもしれません。

   

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