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【ヘレンの部屋Vol.7】続・大学生から始める、人生設計のススメ

ヘレンの部屋 大学生 人生設計 自己分析

以前、【大学生から始める、人生設計のススメをヘレンの部屋で紹介させていただきました。

今回は、人生設計を行うために必要な準備、”自己分析”について前回のお話の続編として、ヘレンなりに解説していきます。
またそれと同時に、大学生が就活時期に直面する
自己分析ってなんのためにやるのか、どこまでやればいいのか、という疑問
にも回答していきたいと思います♪

人生設計のためには自己分析よりも”自己理解”をゴールに

疑問 モヤモヤ

特に就活時期の大学生を中心に言えることですが、自己分析という言葉のイメージから、
「自分ってどんな性格なんだろう?」
と自分のことをタイプや属性に分類して、何かしらの型に当てはめることを想像しがちです。

しかしながら、実際に自分の人生を思い返してみると、
家族といる時の自分、好きな人といる時の自分、幼馴染といる時の自分、大学の友達といる時の自分、バイト先での自分、初対面の人と一緒にいる時の自分、、、、、
と、いろんな自分がいることを発見し、どれが本当の自分なんだろう?と迷ったり悩んだりすることも多いはずです。

実は、このようにいろんな自分がいるのが正解なのです。
というのも誰しもが、一緒にいる相手や環境によって、見せる自分を変えたり、相手や環境に合わせて自分の役割やキャラクターを変化させる協調性や社会性を少なからず持ち合わせているのです。

そういった中で、大切なことはどのような環境や人に対して、どんな自分を出すのか(出てくるのか)の組み合わせを理解することなのです。

特に、就業経験の少ない大学生にとっては、”働く”という新たな体験によって生まれる「社会人の自分」という新キャラも誕生するので、必ずしも過去の自分の延長線上に未来の自分の全てが存在している訳ではないことも認識しておいて頂きたいと思います。

人生設計を組み立てるための自己理解

人生設計 分岐点 

さて、それでは具体的にどのように自己理解を進めていけば良いのか、人生設計において必要なパーツから逆算して考えてみましょう!

ここから進めていく自己理解の中では、良い・悪いという評価をせずにまずは自分の特性として受け止めることを重視しましょう♪

 

人生設計の準備その1:過去の環境を紐解く

まず、これまで自分がどのような環境や人間関係の中に存在していたのかを考えてみます。

例えば、転校が多かったり、学区外へ進学することが多かったり、初めての環境に飛び込む機会が多かったのか。
それとも、ずっと地元が同じで、遊ぶ友達や人との繋がりが幼い頃からあまり変化していないのか。
どちらでしょうか?
また、自分の友人は、どのようなタイプ、どのようなきっかけで仲良くなった人が多いでしょうか。

その中で自分が一番輝ける環境や人間関係の特性を見出していきます。環境変化の多さやコミュニティや組織・チームの規模、周囲を取り囲む構成要素はどんなものだったのかを考えてみます。加えて、自らその環境を形成してきたのか、時間経過とともにゆるっと形成されたものかについて観察してみてください。

<ヘレンの場合>
私自身の例を挙げると、幼稚園も小学校もそれぞれ3回転校しており、高校、浪人、大学も全て新しい環境でしたが、その都度環境に合わせて自分の役割やキャラクターを変えたり、すぐに仲良くなれる人を見つけることができていました。
友人のタイプもキャラクターや性別、年齢もバラバラでした。ここから見えてきたのは、
・環境変化が激しい環境でもストレスを感じない
・自分との共通項や時間共有の多さに関係なく人間関係を築ける
・環境変化の起点は自分からの場合も、他者からも場合もある
・変化の少ない環境はあまり経験をしたことがない
ということが分かります。

 

 

人生設計の準備その2:乗り越えるための必要要素を知る

よく就活中の大学生が行う面接やエントリーシートの対策の中で、挫折経験について自己分析をすることが多いと思います。
過去の挫折経験がどんなもので、それをどのように乗り越えて、何を学んだかをエピソード含めて話せるようにする、語れるようにするという方法です。

必ずしもこのアプローチが悪いということではないと思いますが、人生設計を行う上ではこれでは不十分である、と私は考えます。

これから訪れる困難は、時間をかけて乗り越えたり、他者の力を借りながら乗り越えたり、乗り越えずに回避したり、誰かの指定した方法や期間で乗り越えることが求められたりと様々です。

そのためには、乗り越えた経験だけ深掘りするのではなく、乗り越えられなかった経験について知り、分析することによって、困難を乗り越えるために自分が必要な環境や要素は何かを知ることが重要であると考えます。

ちなみに、ここでいう困難とは、
できないをできるにした経験/やったことがないをできるにした経験/他者よりも劣っていることを人並みにした経験
を指しています。

具体的なやり方は、以下の通りです。
1. 困難を乗り越えた経験を書き出す
2. 自分が途中で投げ出したこと、諦めたこと、挑戦する機会はあったのに挑戦しなかったことを書き出す
3. 1の事柄と2の事柄を比較して、2の事柄はなぜ乗り越えられなかったのか、環境や動機などに注目しながら深掘りする

 

 

人生設計の準備その3:育てたい自分を見つける

社会人を経験したことがない大学生にとって、未来のことを決めるというのが一番難しいことであると思います。

そして、この話をすると決まって「やりたいこととか別にないんですよね」という相談をされます。

正直、ここから先の自分の人生のことは、先であればあるほどよくわからないし、そもそも働いたこともなければ想像の範囲を超えることはないというのが当然だと思います。

そうした中で、どうやって未来を描くのかということですが、私が人生設計のためにオススメするやり方は、
今の自分の中で育てたいと思える自分をまず発見することです。

  • 人から頼られたり、任されたりする自分の能力やスキル
  • 自分が誰かのために行動して嬉しいと思った場面
  • 現在自信があることや自信を持てるようになりたいと思っていること

などをまずは発見します。

その上で、どの自分を育てていけば、未来の自分にワクワクするか、社会や組織に貢献でき居場所が作れそうかを妄想してみるのです。

ここで注意して頂きたいのは、できるかどうかは考えないということです。

この自分を育てるために何が必要でどんな環境であればいいのかを組み立てていくのが、人生設計ですから「この自分が育っていったら嬉しい!この自分が未来欲しい!」と心の声が発されることが重要です。

 

あえてざっくり人生設計を組み立ててみる

 

人生設計 過去現在未来

 

人生設計や未来のビジョン、なりたい姿などと聞くと「○年後にはこうなっていて、○年後にはこれに挑戦している」と明確に宣言することが重要であるように感じるかもしれません。
(それを求める面接官やエントリーシートが存在することも事実なのですが、それはそれとして。)

ここで私が大学生に人生設計をオススメする理由は、就活のためでも、それに伴う面接や選考対策のためでもありません。
変化の激しい時代かつ、これまでの先輩たちの生き方や周りの誰のかの生き方が自分にとっての正解とはなり得ない、自分で正解を決めて、自分らしい生き方を自分で確立しないといけないからです。

これまでの人生を振り返っても気づくと思いますが、今の自分は過去の自分の積み重ねでできています。
行動や発言、時間の使い方、誰と過ごすのかなど、全ての選択の結果が今現在の自分を形成しています。

人生設計とは、自分の人生をどうやって築いていくのか、方針を決めることです。

今存在している自分の中で
【育てたい自分】を【どんな環境に置き】、【どうやって困難を乗り越えさせて】
成長させるか、という物語をつくること。
これが人生設計の入り口です。まずはざっくりでも良いので、これまでと今の自分を見つめて、受け入れ、育てることに挑戦してみて欲しいなと思います。

 

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Helen(ヘレン)さん
キャリア・人事コンサルタント


1982年秋田県生まれ青森県育ち
理工系大学修士号取得後、ベンチャー企業に新卒で入社し、人事の立ち上げから採用・育成の責任者を務める。人材ビジネスにおいても営業統括として従事し、就活・人事のプロフェッショナルとして、2016年に独立。キャリアセミナーや人材育成が得意領域。
2022年より株式会社shabell 取締役COO就任。
 

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