起業をした理由とは?経営者が起業をした理由や起業前における心構えを解説!

起業をした理由

起業をした理由とは?経営者が起業をした理由や起業前における心構えを解説!

 

近年、キャリアの選択として起業を選ぶ人も多くなっています。東京商工リサーチによると2021年に新しく設立された法人は14万4622社にも及びます(引用データ元:https://www.tsr-net.co.jp/)。そんな多くの起業家が日々生まれている中で、起業をした理由にはどんなものがあるのでしょうか?よく聞く起業をした理由としては「収入を増やしたかった」「自分の力量を測りたかった」「世の中を変えたい」「組織に属したくない」など様々です。今回は株式会社ファストプラスの代表 遠藤洋徳さんに起業をした理由を軸に、起業のメリット・デメリット、起業前にしておいたほうが良いことなど解説していただきました。

 

遠藤洋徳さん
えんどう ひろのり|経営者


2009年4月株式会社毎日コミュニケーションズ(現マイナビ)に入社。
6年間新卒領域のコンサルティングに従事。
楽天やavexをはじめ幅広い採用に従事。
大手中小企業を含めのべ500社を担当。
年間プレイヤー賞金賞を含め様々な賞を受賞。
2015年よりグローバル企画事業室にて企画立案に従事。
2018年10月株式会社ファストプラスを設立し、ブランドコンサルティング事業等を展開。
HP:https://fastplus.jp/

腕を組む起業家

起業の理由

起業をした理由は大きく2つあります。1つ目の起業をした理由として、実家が会社を経営していたことが挙げられます。幼少期から経営を近くで見ることができ、親と一緒にこうしたら良い、ああしたら良いなど改善点を挙げていました。それが経営に反映されることに楽しさを感じました。

起業をした2つ目の理由は、起業家との接点が多くあったことが挙げられます。好奇心旺盛で社外の人とお話をする機会が多くあり、そこで企業をした人たちと関わる機会が多くありました。そこで起業をした理由を聞くことで、経営をしてみたいという思いが膨れ上がりました。それから多くのことに挑戦する中で、自分のできる幅が広がり起業をすることにしました。

 

起業前に用意・準備しておいたほうが良いこと

まず必ずお金の仕組みを理解しましょう。起業をすると法人税や社会保険料など様々なお金がかかってきます。それらの税金がそもそも何なのか、いくら必要とされるのかを知っておく必要があります。それらを理解することによって、より正しい経営ができます。

次に本当に信頼できる人を見つけておくと良いでしょう。起業をする直前・直後は非常にやることが多く大変なことがたくさんあります。本当に手伝ってくれる人、協力してくれる人を見つけておくと困ったときに助けてくれると思います。

起業をして大変だったこと

起業した当初は案件のコントロールに苦労しました。企業勤めの頃は、どんな案件でも部署で役割を決めて作業を分散をすることができていました。しかしその頃とは当然ながら案件に携われる人数が減るため膨大な量の作業を1人で裁くことになり、朝4時まで仕事をして、朝7時に起きての生活を3ヶ月間繰り返すことになりました。その時は非常に厳しく大変ではありましたが、今振り返るとその経験はして良かったと思います。厳しい経験をすることにより、自らのキャパシティを広げることができ、その結果多角的な案件が増えました。人一倍苦労をしないと、その先の成長はありません。

 

起業の理由を考える人

起業のメリット デメリット

メリット

起業をするメリットとして挙げられることは、多角的な視点を持ち物事を俯瞰して深く見れるようになることです。起業や経営は幅広い知識や経験を要する必要があります。そのため必然と勉強をする習慣がつき、正しい情報の学び方を知ることができます。

 

デメリット

社会的な信頼を失うことがデメリットとして挙げられるでしょう。理由として個人としても銀行からお金を借りられなかったり、ローンの審査が通らなかったりということがあります。そもそも口座開設ができない場合もあります。

それと経営者は意外と孤独です(笑)最初のうちは携わる人が少なかったり、社員がいなかったりと1人の機会が多いです。また、会社員の頃はもし何か失敗をしたとしても会社に責任が行きますが、起業をすると全て責任が自分になることも孤独と感じる要因になります。

 

起業に向いている人・向いていない人

向いている人

起業に向いている人は好奇心旺盛な人です。理由は好奇心旺盛な人は能動的に行動をするので、学ぶ力が付き、やりたいことを見出すことができるからです。

なにかスキルを持っている人も、起業に向いている人です。イラストが上手いこと、話すことが得意なこと、その秀でたスキルはなんでも構いません。僕はこれがスキルになるかは分かりませんが「周りに恵まれた」という強さがあります。起業をしてからを振り返ると、付き合うべく人と付き合うことができたということが、いまも会社を経営できている要因です。

 

向いていない人

起業に向いていない人はいないと思います。理由は「十人十色」という言葉があるように、

人には必ず秀でている強み・スキルがあるからです。自分の強みが分からないという人もいると思いますが、それは気づいていないだけです。いろいろなことに好奇心を持って、チャレンジをして自分の強み・スキルを見つけましょう。

SUCCESSのロゴとその上を歩く起業家

 

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いかがでしたでしょうか?今回は株式会社ファストプラスの遠藤さんに起業をした理由を軸に、起業前に準備をしておいたほうが良いこと、起業することのメリット・デメリットなど様々なことを解説していただきました。

キャリアの選択肢が多くなっている近年では、起業を選ぶ人も多いのではないでしょうか?

遠藤さんのお話を聞く中で、起業はもちろん簡単な選択ではないと思いますが、その分楽しさや嬉しさも感じることのできるキャリアだと感じました。