2021年7月12日、株式会社shabellが立ち上げたキャリアシェアサービス「shabell」がリリースされました。
なぜshabellが誕生したのか、、日本が抱える課題や、採用市場の裏側。shabell社員の想い。すべて詰まっています!
是非読んでみてください。
日本が直面する課題
突然ですが、みなさんは日本が直面している課題を知っていますか?
環境問題、デフレ、財政の赤字、少子高齢化による人口減少…など
課題を挙げるだけでもたくさん出てきます。
その中でも、特に深刻なのは少子高齢化による人口減少ではないでしょうか?
厚生労働省の発表によると、2021年上半期の出生率は40.5万人。前期と比べても2万人以上の減少となり、新型コロナウイルス拡大の影響もあるとはいえ、2000年以降過去最低を記録しました。
そんな中、総務省は「2040年までに、日本の労働人口は約20%減少する」と発表したことが話題となりました。
つまり、これから日本は出生率の低下によって、この先、労働人口が減り続けてしまう未曽有の事態を迎えるということでもあります。働く人が少なくなれば、日本の生産性が下がり、日本の国力自体の衰えにつながる可能性もある中、私たちはそれに立ち向かっていかなければなりません。
shabell立ち上げの経緯
少し話を変えます。
株式会社shabellは昔、世の中で就職に困っている学生たちを支援するために、DiG株式会社という名前で、就活や就職に悩んでいる学生の話を聞き、意欲のある学生を求めている企業に紹介する業務を行っていました。
ですが、新卒採用を行っている約2万社のすべてに対して学生を紹介できるわけではなく、新卒採用を行っている約2万社の中のほんの500社程度の会社にしか、学生を紹介することができませんでした。その結果起こってしまったのが、早期離職。
学生がやりたかったことと会社がやっていることが違ったり、その学生と会社が合わなかったりして、紹介した学生の3割が3年以内に会社を辞めてしまいました。
果たしてこれは、本当に社会を良くすることに繋がっていたのでしょうか。
そんな中、2万人以上の学生と面談とかをしながらあることを発見しました。それは、多くの学生が「何をしたらいいかわからない、自分が何をしたいのかわからない」と口々に同じことを言うということです。
その学生の一人一人に、「じゃあ昔はなにになりたかったの?」と聞くと、みんな「ケーキ屋さんになりたかった」「宇宙飛行士になりたかった」「サッカー選手になりたかった」とはっきり夢を語っていました。
では、なぜ昔はなりたかった夢を持っていたのにその夢がなくなってしまったのでしょうか。
ある調査によると、大学生の半数以上がすでに子どものころに抱いていた夢がかなわずに諦めてしまっているというデータが出ています。
夢をあきらめてしまう理由は、「親の理解が得られなかった」「才能の限界」「年齢的な限界」「金銭的問題」「方向性の転換」「夢を叶えるための方法がわからない」などが大きな要因としてかかわってきますが、
やりたいことがないのではなくて、本当はやりたいことがあったけれど諦めてしまった若者が多いのではないかと考えました。
そして、就職や就活に悩む人、夢を追いかけようとして頑張っている人をもっと助けられる、応援できるサービスを作れないかと考えました。
そのために、
①やりたいことを仕事にしてもらう。
②就職先を企業名で選ぶのではなく、職種で選んでもらえるようなキャリア教育を行う。
③地方と都市部の情報格差を埋める。
ということを第一の課題解決の目標としました。
理由としては、
①これから労働人口の減少が叫ばれる中、夢をもってやりたい仕事をしたほうが離職率が低くなり生産性が上がるのではないか
②企業名で選ぶのではなく、自分が本当にやりたいことを理解し、その職種をベースに仕事を探すジョブ型採用にする
③地方の人は都会の人と比べて圧倒的に情報が少ないと感じるので、人との出会いや、集まる情報の質が違うのは平等とは言えない為、その情報格差をなくす
これらの課題の解決を目標とし、新しい価値基準を創造し、すべての”らしさ”を体現できる未来を築くことができる一つのサービスを思いつきました。
キャリアシェアサービス「shabell」の誕生
そして、株式会社shabellがリリースしたのが、
将来の夢やなりたい姿を探す相談者が、その業界のプロ(社会人)と、オンライン上で直接話をして質問や相談ができる
キャリアシェアサービス「shabell」
夢を持っていたけど、夢を叶えることができなかった人たちのために、相談できる大人が周りにいる状態が作れるのだという社会(価値基準)を作ることができ、夢を叶えたいけど相談先のない人たちを減らすことで、「適材適所」を叶えることができます。
実際に今、夢見た職業で働いている人は、駆け出しの頃どんな人生を歩んだのか、イメージとのギャップはあるのか、親や先生を説得するには何が必要だろうか。
そんな尽きない質問の答えを、これまで雲の上の存在だった第一線のプロに求めることで、夢を追う人にとっての新たな価値基準を生むことができます。
相談者は自分の持つ悩みや憧れをもとに、相談したいプロを探し、「通話チケット」という30分プロと直接話をできる権利を購入し、プロはオンライン上での通話を通して相談者に対してキャリアやノウハウをシェアします。
有料にしたのには理由があります。
現在、SNSの発達に伴い有名人や著名人に対して直接メッセージを無料で気軽に送ることのできる時代になりました。それによって有名人は、名前や顔も知らない人から毎日数百通以上のメッセージをもらうわけですが、その1通1通には本気の悩みのメッセージがあっても、ほかのメッセージに埋もれてしまったり、多すぎる量に有名人・著名人側もすべてに目を通せない、対応しきれていないことが現状です。
相談者がある程度の金額をプロに支払うことで、相談者側にもプロに対して相談するんだという覚悟を持つこと、プロ側にもお金をいただいているからしっかり相談に乗ろうという意識を持たせることが目的です。より有意義で質の高い時間を過ごしてほしいからこその有料設定にしています。
このサービスは地方の情報格差もなくせると思っています。サッカー選手になりたかった人も、ケーキ屋さんになりたかった人も、お医者さんになりたい人も目指したいプロにいつでもどこでも「shabell」を使えば話を聞くことができるからです。そしてshabellには270を超える職種が登録されていて、相談をすることができるプロも既にたくさん登録してくれています。
そして、これからもっと、若者が夢を追いかけることを応援してくれるプロに登録をお願いしていきます。
もう、なり方がわからないからあきらめるなんてことはなくなります。
shabellは未来ある若者が夢をもって、なりたい姿に向かって頑張ることをこれからも一番近くで精いっぱい応援していきたいと思ってます。そして、若者だけでなく、キャリアに迷っている人や、これから新し夢を追いかけようとしているすべての人に寄り添っていけるアプリにしていきます。
みんながやりたいことを仕事にできる、そんな素敵な未来を作る手助けができるとわたしたちは本気で信じています。
あなたにとっての心地よい生き方や働き方はわたしにとっての「それ」とは、必ずしも同じではありません。 同じでなくて良い。わたしの中でも、昨日と今日とで感じ方が変わることも、不思議なことではありません。[…]